Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの確定申告~副業でも申告していないとバレる!?~
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はじめに
Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬は、確定申告しないといけないのでしょうか。
結論から言うと、確定申告をする必要があります。
そこで、Uber Eatsの確定申告の方法について、紹介していきます。
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーはUberの職員?
まず、Uber Eats配達パートナーは、Uberに雇われているわけではありません。形としては、Uber Eatsが個人開業者にアプリを提供しているだけになります。このため、Uberと配達パートナーの間に雇用関係はありません。
Uberからの入金額は、源泉徴収していない
雇用されていないため、Uberが税金分を報酬から天引きして、年末調整をする等のやりとりはなく、配達パートナーが受取る金額は、税金を引かれていない状態で入金されます。
このため、年間の所得が20万以上ある場合は、確定申告をする必要があります。
額も少ないし、申告しなくてもよいのでは?
確定申告は、税金を払うため、自分で計算をして、自分で払う形になります。このため、自分のお金が減ることを、計算という手間までかけて行います。このため、進んでやりたい人はいないでしょう。
しかしながら、申告をしないでいると、税務調査官が突然現れて、ペナルティの重課税を付けて、払うようにお達しがくる場合があります。特に、Uber Eats(ウーバーイーツ)の支払いは、海外送金であり、個人が海外から得ている収入は、申告漏れが多いため、税務調査官も目を光らせています。
このため、対象の方は、確定申告を必ずしましょう。
そもそも確定申告とは?
毎年2/15~ら3/15の間に、前年の1/1~12/31までの1年間の所得を計算し、所得から税金を計算し、申告・納税をすることをいいます。
【収入】入ってきたお金
【必要経費】収入を得るために必要であった出費
【所得】収入から経費を差し引いたものUber Eatsで得た報酬2万円【収入】-ガソリン代1000円【経費】=1万9000円【所得】
所得は、1万9000円が所得となります。
この所得全額に対して税金がかかるわけではなく、各種控除が計算に加わります。控除は、一定条件を満たし、申告した人が差し引かれる控除のことで、だれでも無条件に38万円が基礎控除となり、そのほか、配偶者控除、扶養控除等があります。それらを計算して算出されるものが、課税所得の金額になります。
課税所得の金額に対して、1年間の所得総額に応じて、異なる税率及び課税控除額を入れ込んで、納税の額が決まります。
収入-経費-各種控除=課税所得の金額
課税所得の金額×税率-課税控除額=納税金額
課税所得の金額’(範囲) | 税率(%) | 控除額(円) |
195万円以下 | 5 | 0 |
195万円超 330万円以下 | 10 | 97,500 |
330万円超 695万円以下 | 20 | 427,500 |
695万円超 900万円以下 | 23 | 636,000 |
900万円超 1,800万円以下 | 33 | 1,536,000 |
1,800万円超 4,000万円以下 | 40 | 2,796,000 |
4,000万円超 | 45 | 4,796,000 |
申告しなかった場合のペナルティ
【無申告課税】
本来の金額の15から20%(提出期限後に自主的に提出した場合は5%)
【延滞税】
延滞期間が翌日から2か月以内・・・延滞期間×年間利率7.3%
延滞期間が2か月以上・・・延滞期間×年間利率14.6%
【重加算税】
故意に申告していないと判断されると、更に20%
節税するためには?
納税はするものの、税金を納める額をなるべく少なくしたいと思うはずです。
少しでも節税するにはどうすればよいでしょうか?
A必要経費をもれなく計上する
B青色申告をする(65万円または10万円の青色申告特別控除がある)。
→開業届けをあらかじめ出す必要があります。
C所得控除をもれなく利用する
Uber Eats(ウーバーイーツ)の経費は?
Uber Eatsの必要経費は、以下のとおりです。いずれも、私用と兼ねる場合は案分などが必要です。
〇原付や自転車の購入代
〇原付や自転車のレンタル代
〇原付や自転車のメンテナンス代(さび止め等)
〇ガソリン代
〇スマホやWi-Fi等の通信機器の通信費用
〇モバイルバッテリーや充電ケーブル
まとめ
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーは、確定申告が必要です。一方で、少しでも節税するためには、経費の計上を忘れずにもれなく行うようにしましょう。また、経費の計上は逐次行うのがおすすすめです。申告日前に1年分をやろうとすると大変です。
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